Z1 Unit-D.F.C.コンプリート

No.K-122

■Z1 Unit-D.F.C.コンプリートの製作記です。


若きし頃 感じた強烈な印象、
それが、いい大人になっても残像となって蘇る。世代によって様々です。
そして今回、オーナー様のこだわりで、、、
あえて鉄のワンピースマフラ-でショート加工
あえてこのデザインのホイールで6.0JJへ
あえてキックも残して・・・
どこか当時の雰囲気を残したい。自分なりの、、、

沢山カスタムShopがある中でAutoMagicを選んで頂けたそのワケとは?
劣化フレームに対して見て見ぬフリせずキチンと改善策を考え実行していたことでした。
・アンダーフレーム(ステム下からリヤサスアッパーマウントまで)がAutoMagicオリジナルのシームレスのクロモリパイプです。溶接性と強度を考慮した引き抜き材です。ノーマルより若干肉薄で軽量化で強度もあります。もちろんそれに合わせてアッパーフレームも独自の補強を施してます。エンジンを全てプレートでマウントする事でエンジンの搭載位置変更。さらに、搭載できるエンジンの選択肢も増えます。
・Unitフレームはピポット幅がSTDとワイドの2通りあります。
今回はワイドType採用しました。
・STD幅232mm⇒260mm化でXJR1200のスイングアームがスッポリ入ります。
・ボス付OFFSETスプロケット&アウトボードで外側からも支持する超強化Typeです。

■フレーム関連
・Under-Frame← Chromoly Pipe UNIT-Freme of AutoMagic original
・Wide Pivot Type 採用
・UpperFrame=Original reinforcement of AutoMagic


Z1系中古車は大人気、でも台数に限りがありまして・・・
引き合いが強く。
「えっ?!こんなコンディションで、そんなにするの?」・・・が現実。腐ったフレームを騙し騙し使っても限界があります。
AutoMagicは経年劣化や金属疲労に本気で取り組むSHOPです。
腐ったパイプは移植手術で交換が効果的...。

コンプリートマシンのオーダー内容に合わせ
アッパーフレームも補強していきます。
その下準備としまして
⇒試着エンジンをキチンと積んで
⇒フレームジグに載せ計測しながら
⇒溶接作業をします。

お客様の仕様に応じてアッパーフレームに補強していきます。補強は沢山入れればイイってモンじゃない。逆に柔軟性もなくストレスが偏り溜まります。AutoMagic発案のガセットやアーチやトラス形状は入れる場所と大きさにはノウハウが盛り込まれています。
もちろんビフォーアフターで溶接歪みをレーザーでチェック!!ココまでやっているカスタムShopはほぼ○○でしょう・・

大がかりなフレームカスタムはもちろんのこと。
追加の補強などでも溶接歪みが出ます。
AutoMagicはヘッド~バックボーン~シートレールにいたる全てをチェック!ピポットシャフトとの垂直関係&中心関係も同時にチェック!!

上から映したフレームです。
ヘッドパイプ中心もバックボーン中心も
同時計測し、歪みがチェック。
その場で同時に修正できます。

■エンジン関連
★エンジン O/H &ライトTune
・Φ70.5Piston新品
・シリンダースタッド新品
・クランク芯出し
・他多数ノウハウ入り

ケースを点検&バリ取り・・洗浄・・
チェックしたミッションやクランク

ココにも経年劣化や金属疲労・・・
長年、吹き抜けない様に頑張ってくれたシリンダースタッドボルトも新品に入替。
乱暴に取ろうとしてネジ穴を壊したら大変・・・
意外と抜けないので苦労する作業の一つです。
抜いた時にはベースパッキン部も面出しします。←ココ以外と重要。

コクランクは30年以上お付き合いの内燃機屋さんで
芯出ししてもらう
 
燃焼室のカーボン落とし 最小限の面研後のSET この時点ではおよそのシム調整 

燃焼室の体積チェックもイイが、、、それ以前にバルブのSET長が大事だし、、、
ヘッドのひずみチェックはもっと大事!


エンジン塗装、
エンジンの完成です!!

■足廻り&ブレーキ廻り一式⇒XJR1300
★社外ホイール ⇒ゲイルN-(F)3.5/(R)6.0JJ
・タイヤ=ピレリのエンジェルGT(F)120/60ZR17 R)190/50ZR17
・ハンドル=CGセパレートType
・ライトステ=フォーククランプしないAutoMagicオリジナル


フレーム補強を終え、様々な保安部品を
一旦、全て試着した後に再びフレーム単体にして塗装に出します。
画像は、塗装から上がって来て足廻りの組み込みスタートのシーンです。

出来上がっていたエンジンをこれから載せます。

エンジン搭載完了!!
ココからのset-upは早いんです。
実は、ワイドピポットのUnit-DFC.Z1コンプリートはエンジンマウントボルトもクロモリシャフトを採用しています。

★Front offset sprocket=530-18t 25mm Off set


190タイヤであろが200であろうが
ホイールはあくまでもセンターが基本です!

左ピボット内側を大きくザグることなく
190や200のリヤタイヤでも普通の530シールチェーンがこのクリアランスです。

■外装&ポディション関連
・油圧クラッチキット⇒OutBoard type
・RearSuspension:OHLINS
・Step:One Plate Type なのに 10 position


今回お客様の強いご希望でAutoMagic製バックステップを更にポディション変更出来るようにワンオフでプレート形状を変更し
6ポディション⇒10ポディションに・・・
また、OUTBOARDシステムは
大きくOffsetさせるとカウンターシャフトとスプロケットのスプラインに大きな負担がかかります。それらを軽減させ,更に脱落防止にもとても有効です。

■電装関連
・メインハーネス/ レギュレーター新品
・社外点火システム=ウオタニ
・AutoMagicオリジナルブルーの字光式&Whiteパネル


今から30年以上前にメーター屋さんに頼み込んで作ってもらったAutoMagicオリジナルのメーターカスタム&OHです(今でもお願いしてます)
当時は、Whiteパネルにブルーの字光式&垂直指針なんてどこのshopもカスタムメニューになかった。斬新でオシャレでしょ・・・
尚且つ、そう簡単に出せもしない300km/h表示が
大ウケだった。

★Engine←All Plate Mount &搭載位置変更可能⇒10mmUp
・マフラー:スチール手曲ストレートType⇒アップ加工&更にショート化
・Carburetor=FCRΦ35&Funnel 75mmネット付き


オーナー様一人一人のこだわりや好みがある。
『こんな風になったらイイなぁー』を具現化するのがカスタマイズ。それはどの業界も同じでしょう。
カスタムは自由です。正解も不正解もありません。
カスタムShopはオーナー様のご要望にそのSHOPらしく、どこまで応えられるかでしょう。
しかし中にはSHOP好みやパッケージを押し売りする店もあるらしい・・・

フロントフォークにカーボンTypeのラッピングを施してみました。

張り替え可能ですので、キズ防止やイメチェンに有効ですね。

All Plate Mountで、ノーマルより10mmエンジンがアップさせただけで、今まで見えていたオイルパンがフレームで隠れる。マフラーごとアップするので地上高を稼ぎつつ、左右に張り出したエンジンカバー類がバンクした時に擦りにくくなる。そしてさらに
17インチ化でスイングアームの垂れ角にも好影響。
メリット盛り沢山!

 

 

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