『CBX』

1997年11月4日発行/ザ・カスタムマシン11 掲載

 

足まわり変更で軽快ハンドリング

CBX(1000)をベースに、エンジンの重さに負けている車体まわりの剛性アップと足まわりの換装という、ふたつの要素を同時に盛り込んだ1台。
車体はメインフレームの5か所に補強を施し、さらにオートマジックオリジナルのアルミ製エンジンハンガーによってエンジンをリジッドマウント。
一方、足まわりに関しては、’90FZR1000や’90GSX-R1100のパーツをベースに延長キットやスタピライザーの追加などを行い、車勢の調整を行った。
なにしろ、インライン6という、他に類を見ない構成だけに、車体モディファイにも工夫が必要。
これさえ決まれば、パワフルでスムーズなエンジン本来のフィールが楽しめる。
上下ブラケット、Φ43mmフォークは’90FZR1000からの流用で、フォークには延長加工が行われる。
トップブリッジ上にポストを追加してバーハン仕様化。
エンジンはSTDで、吸排気系変更のみ。
アルミ削り出しのオリジナルエンジンハンガーは剛性アップと同時にドレスアップも実現。
キャブはFCRのΦ33mmだが、これは3連(4連のうち1個をカット)を2基つなげた。
ブレーキも’90FZR1000。
ホイールはPMで前2.25-18/5.50-18(STDは前2.15または2.50の19、後2.75-18)
左右2本出しのマフラーはオートマジックオリジナル。
スイングアームは’90GSX-R1100をベースにスタビを追加する。
リヤホイールの換装にともないスプロケットも10mmオフセットされるが、この調整はオートマジックの得意とするところ。

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【ベースマシーン】

CBX

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<Photos:Kuriking/Araki, Text:Kuriking>
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